六十二戦隊と戦友達

 下に有る写真は2004年10月8日呉正男さんが送って下さったのです。
 呉さんは9月28日、西筑波飛行場跡の「グライダー部隊発祥之地記念碑」を訪れた後、上の写真で「
沢登戦隊長より 特攻命令」、離陸の際航空機事故により墜落して亡くなられた沢登戦隊長他十一名の慰霊碑を探しました。吉沼村の菓子屋さんに聞き、道案内をして貰い、やっと田畑の中にある碑を見つけ、合掌なさったとの事です。
 12名の中に私と同じ台北中学で
一期下の 、「伍長 郭壬水」の名が載っています。墜落後、私も英霊たちの焼け焦げた遺体を運びました。

 

  森田操縦士 石丸通信士 軍国乙女広瀬さん 呉 正男さん


陸軍挺身滑空飛行第一戦隊(グライダー部隊)発祥の地記念碑
            (西筑波飛行場衛門付近)

 

62戦隊殉没者の慰霊碑

 

   

キの67に装備されたさくら弾、飛行第62戦隊第一中隊溝田少尉機、昭和20年5月25日沖縄出撃後不帰。

 

航法前村 弘、昭和20年3月19日東海沖敵機動部隊への特攻出撃前。

 

航法前村 弘、昭和20年4月17日太刀洗から鹿屋、沖縄に出撃前

 

62戦隊戦友の会合

 

慰霊碑の前で追悼文を朗読する前村 弘

 
     
 
     
 

戦友の会合

 

靖国神社の桜の花の下で歌う 「同期の桜」

附記: このホームページに出ています写真は、62戦隊の先輩、前村 弘さんと、同期の貞谷 孝行さんから頂いたものです。

         前村さん、貞谷さん有難う!


 

 

同期の桜
 

1.

貴様と俺とは同期の桜 同じ兵学校の庭に咲く
咲いた花なら散るのは覚悟 みごと散りましょ国のため

   

2.

貴様と俺とは同期の桜 同じ兵学校の庭に咲く
血肉分けたる仲ではないが なぜか気が合うて別れられぬ

   

3.

貴様と俺とは同期の桜 同じ航空隊の庭に咲く
仰いだ夕焼け南の空に 未だ還らぬ一番機
   

4.

貴様と俺とは同期の桜 同じ航空隊の庭に咲く
あれほど誓ったその日も待たず なぜに死んだか散ったのか
   

貴様と俺とは同期の桜 離れ離れに散ろうとも
花の都の靖国神社 春の梢に咲いて会おう
 

 

特幹の歌  
(MIDI にリンク)

一番

翼輝く 日の丸に 燃える闘魂 眼にも見よ 今日もさからう
雲切れば 風も静まる 太刀洗 ああ特幹の 太刀洗

二番

強く雄々しい 若松に 匂う暁 宇品港 ゆくぞ波風 岩も裂く
船の男児の 心意気 ああ特幹の 心意気

三番

吹けよ朝風 初陣の 翼さやかな 肌ざわり 胸の火玉に 昇る陽に
命捨て身の 武者ぶるい ああ特幹の 武者ぶるい

四番

叩く敵陣 矢が尽きりゃ なんの当て身の 弾吹雪 母もみている
きいている 船と翼の 勝ち名乗り ああ特幹の 勝ち名乗り

 

兄は征く
(MIDIにリンク)

一番

丘の夕月 飛ぶ雁に 母のやさしい 子守唄 幼な心に 憧れの
空の特幹 兄は征く

二番

熱の訓練 陸鷲の 若い翼は 日に開く 花よ桜の 大和魂 咲いて散る身に 空が澄む

三番

雲をうつ波 荒海の 船の特幹 花しぶき 踊る舳先に 潮やけの 鉄の度胸は どこで咲く

四番

大和桜の ひとときに 敵を叩くぞ 妹よ 後はよろしく 追い継ぎの 強い男の子 母となれ

 

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