東ヨーロッパ道中スナップ(1)
岡本光司 |
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2003年11月9日宿舎のデプロマットプラハを8時30分出発、まず、14世紀にカレル4世により現在の姿に改修されたというプラハ城に向かう。宿泊したホテルのテレビは、珍しくNHK国際放送が入り、総選挙結果も判りプラハ市内観光に向かった。
(写真はプラハ城)
午前中の予定は、これから城内の教会やシュテンベルグ宮の国立美術館を観ながら中世紀、王に召し抱えられた怪しげな錬金術師が工房を連ねた黄金小路を訪ね世界遺産カレル橋を散策しながら、これも橋と並んで世界遺産に指定された旧市街の街並みを観光することになっている。 |
城内第2の庭にはいると聖十字架教会があり、第3の庭に入ると、プラハ最大の100メートルもある塔を持つ荘厳な聖ビート教会が我々を圧倒する。この教会も欧州各地の教会同様約500年の歳月をかけて建設されており、日本人の感覚では考えられないスパーンで建築され、何度も改築されたため、各時代の芸術性が観られる。なかでも、左右の壁を飾るステンドグラスは素晴らしい。(聖十字教会)
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宮殿内の美術館は、撮影禁止で残念。この美術館もルネッサンス時代のラファエロを初めとする著名な画家の作品があり、中世期プラハ城主の権力とその栄耀栄華ぶりが偲ばれた。 |
プラハ市内は教会の数がとても多く、教会の塔が林立してまさしく百塔の街の名に恥じない大都会である。
(城内から臨んだプラハ市街)
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城内から中世の匂いが残る黄金小路を経て世界遺産カレル橋に向かう。15世紀初頭、カレル4世により建造された全長500メートルもあるこの石橋は、現在歩行者天国となっており、我々もゆっくり30分以上の時間をかけて、欄干の30体もある成人の像を眺め、大道ミュジシャンの奏でるテナーサックスに酔いしれ、橋上からドイツ国内を経て北海に注ぐゆったりした流れのブルドヴァ川の風光を愛で、これも世界遺産の旧市街へと向かう。
(カレル橋への登り口)
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カレル橋から眺めたブルドヴァ川 |
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カレル橋の大道ミュジシャン |
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カレル橋から旧市街を望む |
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旧市街広場とティーン教会 |
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旧市街に入るとカラフルな建物に圧倒される。土産物店が軒を連ね多くの観光客が行き交っている。機械仕掛けで有名な旧市庁舎の天文時計、尖塔の美しいティーン教会などが目を楽しませてくれる。
(旧市庁舎天文時計) |
2003年11月9日 昼食は、旧市街の商店街のど真ん中のレストランでチェコ風シチュウを食べたが、実に美味しい。 チェコのビールは世界一と言われているが、確かにドイツビールより美味くて水より安いのでほとんどの人が、ビールを注文して、食事中水代わりに飲む。
昼食後、近くの日本人従業員が居る宝石店に案内されて、家内は、かねてから自分の誕生石であるガーネットが、チェコの特産で良いものが安く買えると狙いを定めていたようで、ガーネットの指輪を自分の年金をへそくって持参し購入。小生も記念にボヘミアンクリスタルを求める。
午後からの予定は、これからカルル4世が、収集した宝物を収納する館兼自宅として建造した宝石箱カルルシュタイン城を見学。再びプラハに戻り、夜は夕食を摂りながら民族舞踊を観賞することになっている。
明日は、中世がそのまま残っている街チェスキークルムロフを訪れ、天才音楽家モーツアルト生誕の地、街全体が世界遺産となっているオーストリアのザルツブルグへ向かう。
プラハ南西約25キロ、ベロウンカ河畔の丘陵に立つカルルシュタイン城は、14世紀に建造され、内部の天井、壁には金や宝石で装飾した壁画が描かれ目を見張る美しさである。撮影できないのが誠に残念。
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カルルシュタイン城 |
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カルルシュタイン城から下を展望 |
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プラハ市内の夕景 |
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プラハの夕食会場 |
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チェスキークルムロフ城 |
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チェスキークルムロフの市街 |
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11月10日 早朝8時にホテルを出発、プラハともこれでお別れ。一路プラハより中世の佇まいが良く保存されていると称される、チェスキークルムロフへ向かう。 来てみるとまさしく中世がそのまま残されていてタイムスリップした感じに襲われる。チェスキークルムロフ散策後チェコとオーストリアの国境を越え、夕刻、塩坑で名高いアルプスの麓モーツアルトの故郷、そして映画「サウンド・オブ・ミュージック」のドレミの歌で有名なザルツブルグに到着。 |
チェスキークルムロフの街角 |
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